廃棄物

現実に持ち出さないでください

卒業おめでとうございます。

 

 

卒業してしまいました。

学生という、何もない人間に唯一あったステータスがなくなってしまいました。

これからどうやって生きていけば良いのでしょう。

 

空っぽです。空です。

お金が欲しくてひたすらアルバイトを毎日探しているような人間です。

欲しいものがあるようでない。欲しいものができたら忘れないようにしています。

 

やりたいこともやらなきゃいけないこともたくさんあるはずなのに、体がついてきません。バイトをする気力はあります。

 

3年間の間に欲しいものは結局手に入りませんでした。やっぱり自分から探すしかないのです。

 

1人でいるときの時間が増えました。

1人は嫌じゃないです、でも、好きかと言われれば違います。

仕方がないから1人でいるのです。能動的に1人になりたいわけでは、ありません。

私の性質的に複数人で動くのはきっと向いていません。1人、が私にとって1番向いています。

愛想も他人への気持ちも、知識も何もかもが足りていません。

だから私は1人が向いているのです。

 

私にはわかりません。他人への距離感も、他人からの私への感情も。

読み取ることが苦手です。空気が読めません。

さながら不器用というものが、無理やり人の形を保ちながら生活をしているようです。

想像することが苦手です。誰かと会話するときは想像ではなく、自分の経験という高さ18cm程度の小さな引き出しから無理やり中身をひっぱり出して話をします。

 

覚えていることが苦手です。

他人の名前を覚えることが苦手です。

最近は自分に「私はあなたに興味がある」と思い込ませて、名前を覚えようとしていますが難しいです。

毎回、もっと他人に関心を持たなければ、と反省しますがやっぱり覚えることは難しいです。

 

嘘が苦手です。

今こうやって文章を書いている途中に、無意識で嘘を書いてしまっているのではないか、と恐ろしくて苦手です。

文章は内容を推敲すればなんとかなります。しかし、会話ではそうはいきません。

嘘をついていることに、気がつかないのです。張本人はそれが本当のことだと思い込みながら話を進めてしまうのです。

 

 

 

これ、誰が書いたんですか?笑